葬儀用語集

Glossary

通夜

読み方:
つや
通夜とは古代の殯の遺習であるとか、臨終の際の看病の延長にあるものであるとか、言われます。夜伽とも言われ、夜を徹して死者を見守ります。
しばしば死者の枕元でお経が読まれ、念仏が唱えられました。
死とは法律的には「心停止」というある〈点〉ですが、遺族や身近な人たちにとってはすぐ受け入れられることではありません。そこで、夜を徹して死者の枕元に侍り、生きていると同じように仕えます。ある意味では、死者と最後に過ごす大切な時間であると言えます。
念仏を唱えるのも死者と共にするのであり、食事も死者と共に与かり、死者と遺された者が最後に交わりをもつ時間なのです。
遺族にとって死者はまだ完全な死者として認められた存在ではなく、生と死の境界線上にあって気持ちが揺れ動き、矛盾に満ちた状態にあります。事実、遺族の心情においてはまだまだ生きている家族なのです。こうした遺族の心情を大切にして通夜を過ごしたいものです。
遺族が亡くなった方を囲んでお別れのための充分な時間をもつということは通夜の大切な機能なのです。

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