葬儀用語集

「和葬（わそう）」は、日本の伝統的な葬儀様式を指します。これは、仏教の儀式や日本の文化に基づいた形式を取り入れた葬儀を指します。和葬は、日本の歴史や風習、仏教の影響を受けた形式が特徴であり、家族や親しい人々が故人を送り出す儀式です。

以下は、和葬に関連する特徴や要素です：

祭壇と仏具： 和葬では、祭壇には花、ろうそく、位牌（いはい＝故人を象徴する仏具）、仏画などが配置されます。これらの仏具や装飾は、故人を敬い、冥福を祈るために使用されます。
香典返し（こうでんがえし）： 和葬では、参列者が贈る香典に対して、返礼を行うことが慣習となっています。返礼としては、弔電や法事の参加などが行われます。
弔いの儀（とむらいのぎ）： 故人を送る際の儀式の一つ。家族や親しい人々が集まり、最期の別れを表す儀式です。
和式火葬（わしきかそう）： 火葬が行われる場合、その儀式も和葬に合わせて行われることがあります。火葬の前には、参列者が最後の別れの意を示すために花を供えたりします。
喪主（もうぬし）： 和葬では、葬儀の進行を取り仕切る役割を担う喪主が重要です。喪主は、家族や親しい人々に代わって葬儀を進行し、感謝の言葉を述べることが期待されます。

和葬は、日本の文化や伝統を尊重し、故人を大切に送り出す形式として、現代でも広く受け継がれています。